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2025-05-04

JBA の E級審判ライセンスを取得してみた

JBA_cert

あんまりエンジニアリングの記事ではなく雑記が続きます。

休み期間に入ってからやりたかった事の一つがバスケットボールの審判ライセンスの取得です。正直いうと、レギュラーシーズンが終わってしまい観戦の機会が減るという中で「もっとはやくチャレンジすればよかった」という気持ちです。

先に結論

そんなに時間もお金もかからないので、まったくの無知で判定に不満を抱え続けるよりは、取っちゃったほうがより建設的な見方ができるようになると思います。

きっかけ

Bリーグの試合を観ていると「笛が」とか「なんだあの判定」とか思った事は誰しもあると思います。

私も例に漏れずその1人でしたが、自分の贔屓チーム(越谷アルファーズ)に対して不利な判定にのみ注目して不満を募らせるより、良い判定、難しいけどしっかりした判定、贔屓チームだけじゃなくて相手チームにも不利な判定の笛は吹かれているのだろうかという、なるべく公平な観点で審判の動きをみてみたいと思うようになりました。

そして、明らかにおかしいものについては言語化して正しい批判をしたいし、良いものはどんどんプラスの声をかけていきたい、というのがモチベーションです

前提

ド素人です。 2024-25シーズンからBリーグ観戦を始め、バスケ未経験かつ「トラベリング」と「ダブルドリブル」しか知らない状態でした。

シーズン通して様々な試合を観てルールを覚えていき、たまにJBA公式の競技規則を興味本位で1.5周ほどしました。

取るまでにかかった時間

JBAの会員サイトに登録してからライセンスの取得までは3時間半ですが、うち1時間は夕食や家事、休憩の時間だったので、2時間半ほどを費やした事になります。

e-Learning はスキップしたりせず、ざっと目を通す形にしましたが、一度で理解しきれないもの(例えばレフェリーのポジショニングなど)は、テストを受けてからもう一度読み直すつもりでいました。

取得方法

JBA公認E級審判ライセンス取得ガイド [2024年度版] を参照いただくのが一番手っ取り早いです。

会員登録して、受講申請して、お金を払って e-Learning を受けて最後にテストとアンケートに答えるだけでした。

テストは期間中の1ヶ月間は何回でも受けられる上、回答と解説もその場でわかるので余程のことがない限りは会員登録のハードルを超えればライセンス取得まで辿り着けると思います。

一番ハードルが高いのは顔写真の準備だと思います。

難易度

e-Learning 全体

Bリーグをシーズン通して観戦しているファンであれば、バスケットボールの基本的なルール(3、5、8秒バイオレーション、バックコートバイオレーション、TO後のスローインなど)は何となく頭に入っている方が多いのではないでしょうか。 これらに加え、審判が試合中に行なっているポジショニングや1日の流れを除けば、ほとんど知っている内容だという方が大半だと思います。

ファウルアンスポーツマンライクの定義など、競技規則のPDFを読み漁るよりもわかりやすく説明されてますし、ゼロステップトラベリングに当たる行為なども動画を通して講義があるため、観戦時に意識できるようになることが増えます

テスト

内容は細かく触れませんが、20問出題のうち16問以上正解で合格です。

問題傾向としては

「〇〇の状態の時に、〇〇バイオレーションとしてゲームクロックを止めた。判定は正しいか?」 -> 「○/×」

といった二択や

「Aチームの選手がXXXな行動をしたのでゲームクロックを止めた」 に対してファウルの種類(プッシング、イリーガルユースオブハンズなど)を選ぶなどの問題です。

中には「これどっちだっけ?」と結構際どいラインで迷うものもあったりしました。

いずれにしても何回でも挑戦できるので、問題集に挑戦して間違えたところを覚えていくタイプの人は一旦 e-Larning 講義部分をすぐに終わらせて問題から取り掛かるのもおすすめです。

私自身の結果

1回目はどんな問題が出るのかお試しの気持ちで1回受けて60%ほどで落ちてしまいましたが、割と手応えは感じたのですぐに再挑戦し、17/20正解で合格しました。

気楽に受けられるので、電車内とかで何度やっても全問正解するまで挑戦しようかなと思います。

ライセンス取得後はどうするのか

ジャッジの考え方やルールについて理解が深まったところで、試合をもっと観てみたいという気持ちが高いです。熱が冷めてしまうのも考えると、RS終了(間際)に取るのはおすすめしないかもしれません笑

ライセンスカードやワッペンなどが6〜7月頃に届くはずなので、そこでまた考えると思いますが、今のところはC級までは頑張ってみたいな?という気持ちです。

笛を吹く難しさっていうのはきっとあると思うので、そうした痛みを知った上で高い視座で試合を見る楽しさにつながると思います。

また、審判はかなりメンタル的にも負担のある分野だと思うので、実際に経験することで培われる心の強さや平常心が仕事で活かされるかなと思っています。

/ 以上

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