お首が長いのよお首が長いのよ

チラシの裏

2025-09-27

審判活動振り返り(2ヶ月目)

まぁ毎試合そうではあるんですが、1試合だけ「なんで自分でもこれやらかしたんだろう?」レベルの謎誤審と、試合全体を通してファウルが吹けなくなってしまったというのが反省です。

サマリ

  • 他クラブとの練習試合 十数試合
  • 座学による講習会

やらかした

謎のトラベリング判定

ある試合では、ゲーム終了数秒前にトレイルで追っていた際、ちょうど自分の数m 先にパスが渡った選手のドリブルをみていました。

そこで、ちょうど背中を見る形になり、よく見えなかったのですが、一瞬、ボールを持って歩いてしまったように感じトラベリングのコール。 すぐ左手側のベンチや選手からは「ええー???」という声が沸きます。ボールをもっていたわけではなく、ドリブルの最中に数歩、歩いていただけでした。 (これはルール上まったく問題ない)

(あ、やらかした)

と思いつつ、もう勝敗は決してて、ゲーム終了数秒前なのでそのまま顔色は変えずシグナルをしっかりやってゲーム終了へ。

自分の所属しているクラブの練習試合だったので、終わった瞬間に「すんません!やらかしました!自分でも謎でした!」と白状しました笑

練習試合だったので笑って流してはくれましたが、自分としてはその晩、かなり反省しました。

今回の反省で、動きながら(追いかけながら)判定してしまったこと、また「コールザオビアス」や適切なポジショニングができていなかったのが原因だなと感じています。

試合を通してファウルが吹けない

上とは別の日程です。朝1発目の試合を担当したときのことです。

対戦クラブがとても激しいディフェンスをするクラブでした。ポストプレーはもちろん、フロントからガンガン手が出るディフェンスです。

その日はなぜか自分の基準がわからなくなり、「こういうもんか」で流してしまいました。

しかし2Qへと入り「おや、結構あたり厳しいぞ?」と思っているうちにハーフタイムに入り、観戦してた先輩審判にも「ちょっと手が出てるからもっと吹いてあげたほうがよさそうだね」と言われているにも関わらず、3Qに入っても吹けない。

時間が経つにつれ、吹かないで流してしまった基準を変えるのがだんだん怖くなってしまっているのを感じました。

ちなみに、一緒に試合を担当している審判はガンガン吹いています。私が吹けないと察したのか、私がプライマリのプレーまで吹くので、そこも気持ちに影響したのかもしれません。

自分の頭の中では、「うわ、できない審判だと思われてるだろうな」とか「今の吹いてもよかったな?いや、でもプレーには影響なさそうだし」とかそういうことを考えるようになってしまい、いつものように吹けません。4Qの中盤でようやく初めてファウルをコールをしました。それまでずっと「吹いたほうがよかったな」と数秒前のプレーに反省しているのを繰り返しまくりました。

なお、2試合目は1試合目に吹けなかったことを反省し、自分の基準を大切にしてレフェリーできました。 両方のクラブがプレーしやすい状況を作る修正ができたかなと思います。

最初の試合での反省は、後日、審判長にも相談してアドバイスをもらいました。

  • 前半と後半で基準が変わっても良い。試合が荒れるくらいなら、後半から厳しく吹いて「すいません」でも全然OK
  • そのためにも、やはり1Qでどういう笛を吹くかの基準作りはすごく大事。試合前に「当たりが強かったらどうするか」とか逆に平和だったらどうするかをイメージしたり、プレゲームカンファレンスで話し合っても良い

Bリーグとは違って、ミニバスの世界に入った自分はレフェリーとしてのスカウティングができないので、予測が大事です。

こう来たらこう動く、を準備することで今回のケースは避けられるのかなと反省しました。

できるようになった点

基本的な立ち回り

これは他の審判からも褒められました。テーブルレポートや、ビジブルカウント、声の出し方など所作が落ち着いてて説得力あると言ってもらえました

少しずつマニュアルやルールブックが適用できるようになってきた

スローインして再開する場所や、リードとトレイルのローテーションにおけるぎこちなさなど、今月は結構課題に感じていたのですが、マニュアルを読んで頭でわかっているつもりでもその場ですぐ動けなかったりしました。

それでも、その状況に遭遇したときに身体がスッと動くようになってきたのを感じるので、反復練習して身につけていきたいですね。

まだまだな点

相変わらずトラベリングはわからん

ただ、審判長にアドバイスをもらいました。見る順番を癖づけると。

1 ミートする際のレフェリーディフェンス(不利な位置からボールを奪いに行こうとしていないか)

2 パスをキャッチした際のオフェンスの動き(足元だけでなく、オフェンス全体を視野に)

3 その後のレフェリーディフェンス

ボールに注視したり、オフェンスに着目しすぎたりするといけないので、オフェンスとディフェンス両方を視野にとらえてみないといけない。 これが慣れるまでは難しい。きっと慣れたら手や脚の動きも頭に情報として入ってくるのでしょうか?

普段の練習、BリーグやYouTubeの試合で、ディフェンスの動きを主軸にある一定の範囲のプレーを視る訓練を引き続きやっていきます。

その他

試合を撮影するようにした

今月から自分の担当した試合を動画で撮るようにしました。SNSにアップしたりということをするつもりはないですが、全体を振り返ったり、自分の走り方やテーブルレポートがどうだったかを確認できて非常に良いです。

このブログに書いてたらキリがないくらいミスジャッジはしている

毎試合、何かしらルールの適用間違ってたなとか、今のは本当は白ボールだったよなとか色々細かいミスもあります。

あまり褒められた内容じゃないですが、ぶっちゃけ試合中は

「うるせーな、俺があおボールって言ったらあおボールなんだよ」 「俺がファウルだと思ったらファウルなんだよ」

ぐらいの気持ちでやりつつ、ミスジャッジをその場でいちいち気にしててもしょうがないので、何をミスしたのかは覚えて試合後にすぐメモしておき、マニュアルを確認して同じミスをしない、を繰り返しています。大反省します。

最近は、そういった成長の過程を楽しく感じています。試合に携わってる方には申し訳ないと思いつつ、練習試合だから許してほしいなという気持ち。

/以上

このブログには「いいね」機能はあえて実装してないので、 かわりに・・・よかったらシェアしてください!

キリンさんにコーヒーを奢る

Buy Me a Coffee